母乳でお子さんを育てていても乳児用ミルクをすすめられると断るのも気が重いし、とりあえずもらったほうがいいのかしらと迷っていらっしゃるのですね。
母乳には赤ちゃんに必要な栄養・水分が入っています。さらに、母乳の中の感染防御因子が、非常事態で流行する可能性のある下痢や呼吸器感染から赤ちゃんを守ります。
母乳の分泌を維持するには、何度も吸わせ続けることがコツです。どうぞ安心して母乳育児を続けてください。母乳育児をすることで、お母さんと赤ちゃんは癒され、落ち着くことができます。
(LLL日本『災害時の「乳幼児の栄養と授乳」情報シート集』25ページより)
安全に赤ちゃんに粉ミルクを与えるためには、哺乳びんなどを清潔にするための豊富な水と、ミルクを殺菌し溶かすための70℃以上のお湯が必要です。母乳で育つ赤ちゃんが今までと変わらずに母乳を飲み続けることは、ミルクが必要な赤ちゃんに必要な物資が届くことにつながります。
乳児用ミルクをすすめられたときは、「ご親切にありがとうございます」などの言葉を添えて、「自分は使わないので、ミルクを必要としている子どもに優先的に届けてください」と伝えてはいかがでしょうか。
母乳の分泌量が心配な場合は災害時に母乳が役立つと聞きました。混合栄養ですが、母乳の量を増やすことはできますか?もご覧ください。
(改訂:2019年4月3日,2018年3月22日)
作成:「災害時の母と子の育児支援 共同特別委員会」
災害時には、それまでと同じように授乳を続けられることが、お母さんと赤ちゃんのとって安心となります。災害時に役立つ情報をまとめました。
災害が起きたときも、それまでと同じように授乳を続けられれば、お母さんと赤ちゃんの安心となります。つどいに参加して、さまざまな母乳育児の情報を得ておくことが、いざというときの助けとなることでしょう。