産まれてまもない赤ちゃんに、1回の授乳でいったいどのくらい飲ませたらいいのか目安を知りたいのですね。なんとなく目安があったほうが安心な気がするかもしれませんね。
以前は、左右の乳房をそれぞれ何分ずつ飲ませるようにと時間制限を助言されることがありました。今では、赤ちゃんやお母さんの個性によって授乳にかかる時間はさまざまなので、一律に何分という決まった時間はいえないことがわかっています
1回の授乳の長さは、赤ちゃんがどれだけ一生懸命、乳房を吸っているかによって決めるといいでしょう。吸い始めてしばらくは、赤ちゃんは一生懸命吸いつき、どんどん飲みます。そして満足してくると、吸い方はゆっくりになってきて、眠ってしまったり、あまり意欲的に吸わなくなったりする赤ちゃんもいるでしょう。そのときが、もう一方の乳房への切り換えどきです。再び意欲的に吸い始めるでしょう。赤ちゃんの抱き方と吸いつかせ方が適切であれば、授乳時間の長さを制限する必要はありません。赤ちゃんが飲みたいだけ、母乳を楽しませてあげてくださいね。
十分に母乳を飲んで満足しているかどうかは、赤ちゃん自身が教えてくれます。おなかがいっぱいになって満足すると、赤ちゃんは自分からおっぱいを離すでしょう。
時計ではなく、赤ちゃんを見て、おっぱいタイムを楽しみましょう!
赤ちゃんに母乳をあげたいママが妊娠中から知っておきたい情報をまとめました。
ここに掲載した情報はよくあるケースを想定しているため、すべての方に当てはまるとは限りません。つどいに参加すると、よりあなたにマッチしたヒントが見つかるでしょう。