今まで満足していた赤ちゃんが、突然目覚めたようにしょっちゅう母乳を欲しがると、母乳が足りているのかしらと不安になりますね。生後3ヵ月ごろ授乳回数が急に増えることは、多くのお母さんが経験していることです。授乳のあと、赤ちゃんはちょっとうとうと寝たかと思うとすぐに起きて母乳を欲しがるのではないでしょうか。そのようなときは“赤ちゃんが欲しがるときに欲しがるだけ飲ませる”と、母乳の量は着実に増えていきます。
この時期は、たいてい急成長の時期(生後3週ごろ、6週ごろ、3ヵ月ごろ)と重なっています。大人が食事と食事の間に冷蔵庫をのぞくことがあるように、赤ちゃんも時期的におなかがとてもすくことがあるのです。赤ちゃんはひんぱんに母乳を欲しがって、自分の成長に見合う母乳の供給量を、授乳回数を多くすることで自然に増やそうとします。授乳回数を増やすとすぐに、母乳の量も赤ちゃんの成長に必要な量に見合うだけ増え、授乳間隔も自然とあいてきます。この時期はアレルギーをおこしやすいため、母乳以外のものを与え始めるには、まだ早すぎます。
この間は、一時的に家事が進まなくて困ることがあっても、「母乳の量を増やすために必要な時間」「授乳のときこそ、ゆったりと休息できる」と考えると気が楽かもしれません。楽な授乳姿勢を工夫したり、好きな音楽を聴いたりして、昼も夜も大忙しのお母さんの体を、ちょっと休めてみてはいかがでしょう。どうぞ赤ちゃんと過ごす時間を楽しんでくださいね。
赤ちゃんがひんぱんに母乳を欲しがる場合は、「授乳間隔があきません」も参考になります。
母乳が足りてる目安や赤ちゃんがしっかり飲めるためのコツなど、よく聞かれる疑問をまとめました。
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