赤ちゃんが夜間、起きることで、お母さんやお父さんは日中の疲れが取れないように感じるかもしれませんね。ひと晩中しっかりと眠れたら、もっと日中、活力に満ちて過ごせるかもしれない……と思うと、「赤ちゃんはいつごろから夜通し眠るのかしら」と聞きたくなることでしょう。
赤ちゃんがはじめて笑顔を見せるときはいつ? おしゃべりを始めるときは? 昼寝をしなくなるのはいつでしょうか? おそらく予測はできないでしょう。それと同じように、赤ちゃんがひと晩中眠るようになるときは、だれにもわかりません。
赤ちゃんが夜間に起きたときには、自分で眠りに戻れるように教えなければならない、あるいは、しばらく泣かせておかなければならない、と聞くことがあるかもしれません。このような方法がうまくいく家族もあるかもしれませんが、多くのお母さんやお父さんは、自分の気持ちにしたがって、赤ちゃんが泣いたときに応じてあげることで心休まるといいます。
出産して授乳しているお母さんは、短時間に深い睡眠を1日に何回も取れる体に変化しています。夜間は添い寝をしたまま授乳すると、赤ちゃんの世話がとても楽になります。
赤ちゃんが夜に起きる理由はさまざまです。例えば、1歳前後は食事のパターンが定まらず、夜、空腹に耐えきれないで目を覚ますことがあります。こんなときは、栄養のあるおやつを用意し、昼間か寝る前にも与えておきましょう。このころはのどが乾いて起きることもありますので、特に夏などは水分補給に気をつけましょう。また、歯が生え始めたとき、疲れすぎたり、筋肉が疲労したりしているとき、逆に遊びがたりないときもよく目を覚ますことがあります。親の用事で赤ちゃんを連れ歩いた日は緊張しすぎているのかもしれませんし、日中、こわいことがあったのかもしれません。
夜起きたときに、赤ちゃんを何よりも安心させてあげられるのは、お母さんのおっぱいです。いつかひと晩中ぐっすりと眠る日は必ず訪れます。
ラ・レーチェ・リーグ日本図書リストにある『赤ちゃんが朝までぐっすり眠る方法』(エリザベス・パントリー著 エクスナレッジ)も参考になります。
赤ちゃんの生活リズムは大人と違い、夜中でもお腹がすくし、睡眠も細切れです。赤ちゃんといっしょに安全に眠るポイントや、夜間の授乳についてまとめました。
ここに掲載した情報はよくあるケースを想定しているため、すべての方に当てはまるとは限りません。つどいに参加すると、よりあなたにマッチしたヒントが見つかるでしょう。