赤ちゃんが十分な母乳を飲めていないように感じて不安な気持ちなのですね。そして、乳児用ミルクを足すと母乳の分泌に影響があるのではないかと心配されているのですね。赤ちゃんの成長のために補足が必要なとき、補足をしながら母乳を増やしていくコツがわかると心強いことでしょう。
赤ちゃんが十分な母乳を飲んでいるか心配になったときは、まず、『赤ちゃんは十分に母乳を飲んでいるかしら?』に載っている次の情報を、一つひとつ確認してみることが助けになります。
乳房からの授乳をする前に補足をすると役立つことがあります。そうすると赤ちゃんは、おなかがすきすぎていないので、落ち着いて、しっかりと乳房に吸いつきやすいでしょう。母乳が出始めるのがゆっくりなときでも根気よく吸い続けやすく、また、より長く吸い続けやすくなります。そして、この乳房への刺激が母乳の分泌を増やす助けともなります。
補足だけでおなかがいっぱいにならないように、まずは必要な量より少し少なめに補足します。そのあとで乳房を含ませて、乳房で満足するかどうか様子をみます。
両方の乳房から欲しがるだけ飲んだ後でも満足していないように見えたら、また少し補足を与えます。そして、最後はまた乳房で授乳を終わらせるようにします。
搾乳できるようであれば、搾った母乳を優先的に補足に使います。搾乳することも、母乳を増やす助けとなります。
この方法で、母乳が増えてきたように感じたら、赤ちゃんの体重やおむつの濡れ具合が維持できているかどうか確認しながら、1回に補足する量を少しずつ減らしていくことができます。3~4日ごとに足りている目安を確認して、心配ないようなら補足を少し減らし、また3~4日ごとに確認、と繰り返していきます。乳児用ミルクを減らしていく間は、赤ちゃんの体重増加を確認しながら、小児科医とも連絡を取るようにしましょう。
※補足に使う器具やその方法については、哺乳びんでの授乳が必要なとき、母乳と両立しやすい方法はありますかが参考になります。
母乳が足りてる目安や赤ちゃんがしっかり飲めるためのコツなど、よく聞かれる疑問をまとめました。
ここに掲載した情報はよくあるケースを想定しているため、すべての方に当てはまるとは限りません。つどいに参加すると、よりあなたにマッチしたヒントが見つかるでしょう。