赤ちゃんと一緒に暮らせるようになり、また母乳をあげることができないかしらと希望を抱いていらっしゃるのですね。
母乳復帰(母乳の分泌を再開すること)を望む場合は、基本的には赤ちゃんにひんぱんに授乳することがいちばん大切です。吸いつくのが難しいときは、手で3~5分、両方の乳房を1日に数回しぼります。そして1日にしぼる回数を徐々に増やしていきます。はじめは数滴出るか出ないかの程度でしょうが、くじけずしんぼう強く続けていると2~6週間で、母乳がつくられるようになります。赤ちゃんが直接吸いついて飲むようになれば、量も増えていきます。
しばらくは乳児用ミルクを飲ませる必要があると思いますが、まず最初に自分の乳首に吸いつかせてから、できるだけ哺乳びんをやめてスプーン、コップなどで補足するようにしましょう。
(『だれでもできる母乳育児』322ページより抜粋)
『だれでもできる母乳育児』150ページには、コップなどを使ってしぼった母乳や乳児用ミルクをたす方法が書かれています。
『カップを使った授乳方法』と『災害時の乳幼児栄養に関する指針 改訂版』には、コップなどを使ってしぼった母乳や乳児用ミルクをたす方法が書かれています。
(改訂:2019年4月3日)
作成:「災害時の母と子の育児支援 共同特別委員会」
災害時には、それまでと同じように授乳を続けられることが、お母さんと赤ちゃんのとって安心となります。災害時に役立つ情報をまとめました。
災害が起きたときも、それまでと同じように授乳を続けられれば、お母さんと赤ちゃんの安心となります。つどいに参加して、さまざまな母乳育児の情報を得ておくことが、いざというときの助けとなることでしょう。