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授乳のヒント

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  3. 乳房にしこりがあって痛みます。

乳房の一部にしこりがあって少し痛みがあります。どうしたらいいですか?

乳房にしこりができたり、痛くなったりしたときは、乳管閉塞(へいそく)や乳腺炎の症状かもしれません。このようなときは次のことを試してみてください。

  1. 乳房を気持ちよい程度に温める
  2. 休息をたっぷり取る
  3. 授乳回数を増やして、赤ちゃんにどんどん吸ってもらう

乳房に痛みやしこりを感じたら次のことを試すと、楽になったというお母さんもいます。

  • 予定していた外出を控えて、赤ちゃんと家でゆっくりと過ごす
  • 授乳の前に、衣服の上から使い捨てカイロなどでしこりの部分を温め、温かいうちに授乳する
  • お風呂に入ったり、温かいシャワーをあびたりしてから授乳する
  • 授乳回数を多くして、いろいろな姿勢の飲ませ方を試す
  • 寝たままで飲ませる、フットボール抱きで飲ませる、四つんばい*で飲ませる
    *お母さんがひざと両手をついて四つんばいになって胸部から乳房を垂らし、このままの姿勢でお母さんが時計の針のように動いて、いろいろな角度から飲ませる方法
  • 授乳のときに赤ちゃんの位置を変えて、全部の乳管から母乳を吸い出せるようにする

また、ラ・レーチェ・リーグでは、ほかにもさまざまな提案をしています。心地よいと感じる方法をいろいろ試してみてはいかがでしょうか。

  • 張りすぎや炎症を抑えるため、つまっているほうの乳房をひんぱんに授乳する
    または手でしぼる
  • 赤ちゃんが適切な位置で吸いつけるようにする
  • 飲ませるときは、しこりのある乳房から始める
  • しこりのあるほうの乳房は、昼は1時間半~2時間ごと、夜は3時間ごとに授乳する
  • 授乳のときの抱き方を工夫して、赤ちゃんの鼻やあごが、しこりの部分に向くようにして飲ませる
  • 授乳後に、しこりのある乳房のつまっているところから母乳をしぼる
  • 1日3回、乳首を水に浸して、母乳が乾燥した分泌物をやさしく取り除く
    温かいシャワーを浴びたり、湯船につかったり、洗面器に湯を入れて乳房を浸したりしてもいい
  • 授乳と授乳の間に、温かい布(乾いていても濡れていてもいい)や温かいパッドをしこりの部分に当てる
  • 温かいうちに、脇の下から乳首に向かって、しこりの部分をやさしくマッサージする
  • ブラジャーなど、体を締めつける衣服をゆるめる
    大きめのサイズのプラジャーをするのもいい
  • 細菌感染への抵抗力を高めるために休息をしっかりとる

上記のような手当てをしても24時間以内によくならなかったり、38度以上の高熱が出たりする場合は、細菌に感染した乳腺炎の可能性があります。抗生剤による治療が必要なことがありますので、医師の診察を受け、しっかり治療するようにしましょう。治療中でも、もちろん授乳は続けることができますし、さらに悪化して膿瘍(のうよう)になることを防ぐためにも続けたほうがいいことがわかっています。あなたも、早くよくなるといいですね。


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ここに掲載した情報はよくあるケースを想定しているため、すべての方に当てはまるとは限りません。つどいに参加すると、よりあなたにマッチしたヒントが見つかるでしょう。