もう母乳を卒業したと思っていたお子さんがまたおっぱいを飲むようになって戸惑っておられるのですね。普段の生活の中でも「きょうだい同時期授乳」についての質問がよく聞かれますが、被災され不安になった上のお子さんがお母さんに安心を求めているのかもしれませんね。
少し大きくなった子がおっぱいを飲むことにも、いろいろいいことがあります。たとえば、子どもが疲れすぎたり、むずがったりしているときに、おっぱいを飲ませるとすっと落ち着いて、眠ってくれます。けがをしたときなど、おっぱいに代わる慰めはありません。
(『だれでもできる母乳育児』258ページより)
日常とは異なる今の生活の中で、上の子どももおっぱいで心が安らいでいるのかもしれませんね。大きくなってもおっぱいが必要なのであれば、お母さんがそれに応じようとすることは自然なことでしょう。
(改訂:2019年4月3日)
作成:「災害時の母と子の育児支援 共同特別委員会」
災害時には、それまでと同じように授乳を続けられることが、お母さんと赤ちゃんのとって安心となります。災害時に役立つ情報をまとめました。
災害が起きたときも、それまでと同じように授乳を続けられれば、お母さんと赤ちゃんの安心となります。つどいに参加して、さまざまな母乳育児の情報を得ておくことが、いざというときの助けとなることでしょう。