生まれたばかりの赤ちゃんは、1日に何回ぐらい母乳を飲むものなのかしらと、はじめての母乳育児なら、いろいろ気にかかりますね。
新生児は、少なくとも1日24時間の間に8~12回授乳する必要があります。授乳回数が8回に満たないようなら、やさしく起こしてください。産後、授乳回数を多くすると乳房のためにもいいですし、母乳の生産サイクルを刺激することになります。また、新生児黄疸が強くなるのを防ぐのにも役立ちます。
赤ちゃんが欲しがるときに満足するまで飲んで、お母さんの乳房がひんぱんに十分に吸われていれば、母乳に関するトラブルはほとんど避けられます。
前回の授乳から何時間たったかといった考えにとらわれる必要はありません。時間を気にしないで授乳しましょう。
調査によると、ニューギニアに住むある部族の女性は24分おきに授乳していました。赤ちゃんはいつもお母さんが連れ歩いていて、赤ちゃんが欲しがればすぐ飲ませているそうです。
赤ちゃんが飲みたいときに母乳を飲ませて、抱っこしてほしそうなときに抱っこする・・・・・・という、赤ちゃんのその時々の望みをかなえてあげることが、お母さんと赤ちゃんとのきずなを強め、母乳育児を順調にスタートさせる理想的な方法といえるでしょう。
ラ・レーチェ・リーグのつどいでも、お母さんどうしの話し合いの間に、赤ちゃんが欲しがれば、いつでも授乳している、ほほえましい姿をあちらこちらで見ることができます。
赤ちゃんが欲しがるサインやしっかりと吸いつくコツ、授乳の長さや回数など、授乳について、産後すぐから知りた情報をまとめました。
ここに掲載した情報はよくあるケースを想定しているため、すべての方に当てはまるとは限りません。つどいに参加すると、よりあなたにマッチしたヒントが見つかるでしょう。