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赤ちゃんが母乳を飲みやすい抱き方や授乳の方法はありますか?

赤ちゃんが効果的に母乳を飲むには、赤ちゃんの体勢と吸いつき方がポイントになります。授乳のときには枕などを使って、お母さんも赤ちゃんも無理な姿勢にならないように工夫するといいでしょう。

まず、「抱き方」を確認してみましょう

楽な姿勢で授乳できるよう、背中やひじの下、ひざの上などに枕やクッションを置いて、リラックスして座り、赤ちゃんを抱っこしましょう。赤ちゃんの頭をお母さんのひじの内側にのせ、その同じ腕で、赤ちゃんのおしりか、ももを支えます。
後ろに寄りかかって座る場合は、赤ちゃんを胸に乗せると、両手で支えなくても重力で赤ちゃんが安定します。

  • 赤ちゃんの胸とお母さんの胸がまっすぐに向き合っていますか?
  • 赤ちゃんの顔は乳房の高さにありやや上を向いていますか?
  • 赤ちゃんのあごが乳房にふれていますか?(あるいはふれそうになっていますか?)
  • 赤ちゃんの耳・肩・腰はまっすぐ一直線になっていますか?

乳房を支えたいときは……

  • 手で乳房をそっと包み込みます。
  • おや指を乳輪(乳首のまわりの褐色の部分)より上部にあて、ほかの4本の指は、乳房の下部にあてます。
  • おや指と人さし指は、ローマ字の“C”か“U”の形をとるようにします。
  • 赤ちゃんのあご側に置く指は、乳輪にふれないようにします

効果的な吸いつき方

適切な抱き方ができているのに乳首が痛いときは、赤ちゃんの「吸いつき方」の確認をします。吸い始める前に、乳輪ができるだけたくさん赤ちゃんの口の中に入っていることが大切です。乳輪が上側よりも下側のほうがたくさん口に入っていれば、深く乳房を含んでいるとわかります。

  • 赤ちゃんの口はしっかり開いていますか? 吸いつくときは、口の真ん中に乳首を入れようとするのではなく、乳首が上あごの方向にやや上へ向かうほうが、赤ちゃんの下あごで乳輪をより深く含むことができます。吸いつく直前は赤ちゃんの頭が上向きになって、赤ちゃんの鼻と乳首が向かい合うくらいの位置がいいでしょう。
  • 舌が乳首と下唇の間にあり、下唇をめくってみると舌が見えていますか?(授乳中にほかの人に赤ちゃんの下唇をめくって口の中を見てもらうとわかりやすいです)
  • 下唇は口の内側に巻き込まず外側に出ていますか?

赤ちゃんがきちんと乳房を含んでいないようなら、お母さんが指を入れて、吸うのをいったんやめさせ、乳房から赤ちゃんを離して、最初からやり直すとうまくいきます。大切なのは、赤ちゃんをしっかりお母さんの体にぴったりくっつけて抱いて話しかけながら、ゆったりとした気持ちにしてあげることです。赤ちゃんの背中と肩を支えるようにし、頭は赤ちゃんが自分でコントロールできるようにします。決して頭を後ろから押してはいけません。

手で乳房を持って乳首で赤ちゃんの上唇をくすぐってみてもいいでしょう。赤ちゃんが大きく口を開けたとき、しっかりと赤ちゃんを抱きよせ、できるだけたくさん乳輪の部分を口いっぱいに含むように乳首を入れてください。難しく感じられるかもしれませんが、赤ちゃんは落ち着いていると自分から吸いつく本能があります。すぐに上手になってきますので、リラックスして根気よく続けてみてくださいね。



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