赤ちゃんがよく眠るので、母乳がちゃんと飲めているかどうか心配なのですね。赤ちゃんには、いろいろなタイプがあって、中にはあまり母乳を欲しがらずに眠る時間が長い赤ちゃんもいます。
眠りがちな赤ちゃんが乳房に吸いつく意欲を持続するために、赤ちゃんをおむつ1枚だけ残してはだかにし、お母さんの肌にふれるように抱っこします(寒い場合は、毛布などを使いましょう)。 背中や足をなでてもいいですし、話しかけたり、歌を歌ったりしてもいいでしょう。
赤ちゃんがなかなか起きない場合は、赤ちゃんの頭を支えながら、寝ている状態からお座りの状態までゆっくり体を動かしてもいいですし、背骨にそって指をとことこと上へ下へピアノを弾くように動かしてもいいでしょう。目を覚まして、口を動かす様子があったらやさしく抱いて、乳房を吸わせてみましょう。泣くまで待つ必要はありません。
十分に飲んでいるか心配なときは、授乳の際の抱き方と吸いつかせ方を確認することが大切です。
飲んでいるときに赤ちゃんが目を開けたら、「そうよ。上手、上手、たくさん飲んでね」と声をかけるといいですね。
ラ・レーチェ・リーグ日本のインフォメーション・シート『眠りがちな赤ちゃん―新生児を起こすためのヒント―』にも、赤ちゃんを起こすための工夫がたくさん書かれています。
赤ちゃんが欲しがるサインやしっかりと吸いつくコツ、授乳の長さや回数など、授乳について、産後すぐから知りた情報をまとめました。
ここに掲載した情報はよくあるケースを想定しているため、すべての方に当てはまるとは限りません。つどいに参加すると、よりあなたにマッチしたヒントが見つかるでしょう。