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授乳のヒント

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  3. 哺乳びんに慣れるのは、早めがいいですか?

職場復帰の予定があります。早くから哺乳びんに慣れさせたほうがいいですか?

育児休業もそろそろ終わり、職場復帰の予定があるのですね。復帰するにあたって、赤ちゃんにできるだけ負担をかけないようにしたいというお母さんの愛情が伝わってきます。

母乳育児を続けながら職場復帰をするお母さんはたくさんいます。次のようなことが参考になるでしょう。

【哺乳びんはゆっくり使い始めましょう】

職場復帰をするからといって、哺乳びんに早くから慣れさせる必要はありません。預け先で、しぼった母乳を哺乳びんに入れて飲ませてもらう予定がある場合も、あまりに早く哺乳びんを使い始めると赤ちゃんが乳首を混乱する可能性があります。

【赤ちゃんを哺乳びんに慣れさせる方法】

ほとんどの赤ちゃんは月齢にかかわらず、哺乳びんに慣れていきますが、中には、慣れるまで時間がかかる赤ちゃんもいます。赤ちゃんが哺乳びんから飲むように励ます方法がいくつかあります。

  1. 哺乳びんの人工乳首に温水をかけて体温まで温める
  2. 赤ちゃんの口に哺乳びんを押し込むのではなく、哺乳びんの人工乳首を赤ちゃんの唇にツンツンとあてて赤ちゃんが自分から含むようにする
  3. 人工乳首の形や穴の大きさをいろいろ試す
  4. いつもと違う姿勢で飲ませる
    ・世話をしてくれる人のひざに赤ちゃんの背中を向けて座らせて飲ませる
    ・歩きながら、または横に揺らしながら飲ませる
  5. どうしても哺乳びんを嫌がるなら、コップ、スプーン、スポイトを試す
    (参考資料:『コップで授乳』 作成:母と子の育児支援ネットワーク)

赤ちゃんは哺乳びん以外の方法でも授乳できることを忘れないで!

【哺乳びんを使うときのヒント】

保育所などの都合で、哺乳びんに慣れさせておく必要がある場合は、次のようなヒントが役立ちます。

  • 哺乳びんに慣れさせる練習をするのは、お母さん以外の人(できれば実際に赤ちゃんを預かる保育者)にする  
  • お母さんと一緒にいられる夜間や週末は、しぼった母乳ではなく、直接、乳房から飲ませる

このようにすると、職場復帰してからもお母さんと子どもが望むだけ母乳育児を続けることができます。 仕事を続けながら母乳育児を楽しんでいるお母さんたちは、「母乳を続けて本当によかった」と話しています。ラ・レーチェ・リーグのつどいにいくと、働くお母さんの生の声が聴けることでしょう。 小冊子『働きながら母乳を続けるヒントとコツ』には、仕事に復帰したあとも母乳育児を続けたいお母さんのためのたくさんのアイデアが満載です。


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仕事や学業に復帰した後も、母乳を続ける人はたくさんいます。実際に経験したお母さんが感じたメリットと、日々のコツをまとめました。


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ここに掲載した情報はよくあるケースを想定しているため、すべての方に当てはまるとは限りません。つどいに参加すると、よりあなたにマッチしたヒントが見つかるでしょう。