今、授乳したところなのに赤ちゃんが泣いたら、お母さんも泣きたいような気持ちになりますね。なぜ泣くのか、話してくれたらわかってあげられるのに……という戸惑いを感じるお母さんはたくさんいます。
母乳で育てているお母さんはたいてい、赤ちゃんが泣くと、前回の授乳からどのくらい時間がたっているかを気にすることなく、本能的にさっと乳房を含ませます。授乳後、そんなに時間がたっていなくても、赤ちゃんが泣いたら、また母乳を飲ませてあげましょう。片方の乳房を赤ちゃんから離すまでしっかり飲ませ、1回げっぷをさせてから、もう片方を飲ませてみます。赤ちゃんはげっぷが出たら、もう少し母乳を飲みたくなることもあります。
また、赤ちゃんにはいつも口をくちゅくちゅさせて何かを吸っていたいという強い欲求(本能)があります。お母さんと常にスキンシップを保つと安心できることも知っています。こうして赤ちゃんがひんぱんにおっぱいを求めることは、母乳を十分に飲むことにもなるのです。
赤ちゃんが求めるときにはいつでも抱っこして、授乳と授乳の間隔や1回の授乳の長さなど気にせずゆったりと授乳できるといいですね。一日中授乳以外何もできないような気がしてつらいときは、授乳以外の赤ちゃんの世話や家事の助けを求めたり、授乳しながらだれかに話を聞いてもらったりすると助けになったというお母さんがたくさんいます。もし、赤ちゃんの体重の増えが悪かったり、具合が悪そうに泣き続けたりするときは、小児科医に相談しましょう。
母乳が足りてる目安や赤ちゃんがしっかり飲めるためのコツなど、よく聞かれる疑問をまとめました。
ここに掲載した情報はよくあるケースを想定しているため、すべての方に当てはまるとは限りません。つどいに参加すると、よりあなたにマッチしたヒントが見つかるでしょう。