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子どもは2歳になりました。産後になかなか生理が再開しないけれど、大丈夫ですか?

子どもが2歳になっていて、お母さんの生理が再開しないので、何か体に問題があるのではないかと心配されているのですね。そろそろ次の子どもが欲しいと考える時期かもしれません。2歳の子がおっぱいを飲んでいる姿は、とてもかわいらしいでしょうね。

生理の再開の時期は、授乳の状況や、個人の体質によって変わってきます。ひんぱんに授乳していればいるほど、生理の再開が遅かったり、再開していても妊娠しにくかったりします。そのような場合は、特に問題がなくても、産後2年以上生理が再開しないこともあります。生理の再開が遅くなるほど、生理の前に排卵がおこりやすいことがわかっています。一度も月経を見ないまま、次の妊娠をしていることもありますから、妊娠しているかどうかについても気をつけてみるといいですね。ハーバート・ラトナー医師は、次のように言っています。

赤ちゃんが乳房を吸うことにより、排卵が抑えられます。つまり、赤ちゃんがどんどん吸いたがっているときには、まだ次の赤ちゃんと交替する準備ができていないのです。授乳がそれほど必要でなくなってくると、妹や弟を迎える準備ができているということになります。

 授乳がひんぱんだということは、それだけ子どもがお母さんを必要としているというサインだと考えることができます。このように、授乳を続けていると生理が再開しなかったり、妊娠しにくかったりするのは自然なことなのです。次の子どもが欲しいとお考えの場合は、あなたの子どものニーズを大切にしつつ、どうしていくか考えてみましょう。もう少し待てば、自然と授乳回数が減ってくるかもしれません。

生理が再開しないことが心配なときや、次の子どもが欲しいときは、授乳以外の方法で愛情を注いだり、ふれあいを増やしたりして、無理がないように授乳の回数を減らしてみるのもひとつの方法です。授乳がそれほどひんぱんではないのに、再開しない場合は、医学的な問題がないか産婦人科で相談してみましょう。特に問題がなければ、授乳を続けてはどうでしょうか。


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