ラ・レーチェ・リーグは、設立当初から、少しでも母乳をあげたいと思っているお母さんを応援し、やめることも含めどのような選択にも、寄り添ってきました。母乳育児をしたいお母さんがいらっしゃったら、いつでもその一人ひとりの状況に寄り添って母乳育児の情報を提供し、励ます活動を続けています。それは設立以来ずっと変わらずに今日まで続いてきました。
ラ・レーチェ・リーグでは以前から「完全母乳」という言葉を使っていません。たとえ1回でも母乳を飲ませることができたら、それはかけがえのない母乳育児だと考えてきました。一方で、「完全母乳」という言葉が独り歩きして、お母さんを辛い思いにさせることがあることに、胸を痛めてきました。
これまでは小さな集いでお話してきたこれらのことを、今の時代に合わせて、インターネットでもお伝えすることにし、先月、母の日に寄せて、メッセージを公開しました。
メッセージに共感いただいた方から、印刷して配布したい、という声が寄せられ、PDFを作成いたしました。印刷配布やブログなどでの紹介を歓迎しています。ぜひ、ご活用ください。
<メッセージへの反響のご紹介>
ご自身の母乳育児中、「完全母乳」という言葉を常に意識していたという経験を持つ記者の方が、このメッセージを紹介くださいました。
子育ては不安と迷いの連続。ネットで検索し、正しいかどうかも分からない誰かの書き込みに一喜一憂する日々の中で、信じるべき情報が何か、さらに分からなくなる。だからこそ、一人一人のお母さんの思いを否定せず正確な情報提供で支援しようとするこの団体の真摯(しんし)な存在に、なんだかほっとしたのだった。(記事より引用)
https://www.zakzak.co.jp/smp/lif/news/180611/lif1806110009-s1.html