あなたのストーリーを聞かせて
これから育児が始まるお母さんに、あなたの授乳にまつわる経験を聞かせてください。
「こんなことがよかったよ」
「こんなふうにしたら楽になった」
「こんな経験をしたの」
妊娠中から卒乳まで、そしてその後も。
あなたと家族の生活にどんなことをもたらしたか、教えてください。
各地のラ・レーチェ・リーグでは、その日会場に来たお母さんたちがそれぞれの経験を話し合っています。
お母さんたちは経験談の中から、自分に合うと思うアイデアを生活に取り入れています。
近くにラ・レーチェ・リーグがないお母さんに、同じように、あなたの経験談を届けませんか。
経験談のテーマ:ラ・レーチェ・リーグや授乳にまつわることならなんでも
写真のテーマ :授乳だけでなく、家族の生活のひとこまならなんでも
経験談はこちら(LLL日本ブログ)からお送りください。
個人情報の取り扱いについて
私がラ・レーチェ・リーグを知ったのは、コロナウイルスの感染拡大による自粛要請で家に閉じこもっていた時期でした。
緊急事態宣言の発動時、娘は生後2週目でした。妊娠中は出産のことでいっぱいで、母乳のことは深く考えていなく、母乳は勝手に出てくるもので、簡単にあげられるものだと思っていました。しかし、退院して家に帰ってからというもの、毎回ラッチオン(乳房への吸着)が浅く感じ、また体重もうまく増えなかったことから、ひたすら動画や本を通して勉強しながら授乳する日々が始まりました。
ただ、何度トライしても自分が思うように上手くいかず、そもそも正しく吸わせているのかどうかさえわからず、毎日不安でいっぱいになりました。平時なら助産師さんなどと対面で相談できるのに、自粛要請期間中でそれができず、どうすればいいのだろうと孤独感とも戦っていました。授乳のたびに母乳量を測っていましたが、だんだんと授乳を続けることさえ苦になっていきました。
そんな落ち込んでいた中、私に希望と安心をくれたのが、ネットで偶然にたどりついた「ラ・レーチェ・リーグ」でした。ビデオチャットを使ったオンラインの集いでリーダーさんとお話しした際、授乳についてたくさんの励ましのお言葉と貴重なアドバイスをいただきました。授乳しつづけて本当によかったと実感でき、母乳育児に自信がつきました。
それから半年後、今でも集いに参加させていただき、母乳育児についてはもちろん、母親としての日々の悩みについて相談させていただいています。参加されているお母様からも、お子様へのこのうえない愛情が毎回伝わり、いつも励まされています。
あいにく、コロナウイルスで世の中はまだ不安定ですが、このような状況の中で娘が生まれてきくれたからこそ、ラ・レーチェ・リーグとのご縁があり、母乳育児がこんなにも好きになれたと思います。娘が授乳中チラッと私の方を見て笑ってくれるとき、今まで感じたことのない幸せな気分になります。
ラ・レーチェ・リーグを知ったのは
公共の子育て支援サービスの登録に行った際、抱っこ紐の中で半年の娘に授乳しながら用紙に記入をしていました。
その姿に気づいて下さった職員の方が
母乳育児を応援してくれる集いがあるよと
「ラ・レーチェ・リーグ」
とメモに書いて渡して下さいました。
ホームページを検索して リーダーさんに問い合わせました。 初めて伺う場所は緊張しますので 友人も誘ってみたものの、友人には行かないと言われちゃいましたが。 それでも私はやっぱり参加してみたいと思って、本当にドキドキしながら参加しました。 子連れの方も子連れでない方もいて、先輩ママさんたちが何でもお話していた姿には何かたくましさも感じました。
「参加したかったらまた参加しても、しなくても大丈夫ですよ」 と優しい言葉をいただき、集いに通わせていただきました。 私は母乳をあげたいのに、うまくいかずに泣いたり。 母乳をあげることが嫌になったり。 子どもに怒ってしまった事もたくさんありました。
集いでは否定することなく、寄り添いながら。 話を聞いていただきながら。 みなさんから体験談や励ましをいただきました。 こんな私でも子育てを乗り越えていけたんです。
助けられたら助けたくなる。 集いはおしゃべりも楽しく、優しい楽しい時間ですよ。
2歳差の姉妹のタンデム授乳(きょうだい同時期授乳)をして、もう3年になります。長女は5歳、次女は3歳になりました。半ば呆れている周囲の雰囲気も感じつつ、私も「いい加減、やめてくれないかな」と思いながら半分惰性のように授乳をしていました。
そんな中、授乳によって私自身が救われているのを知ったのは、今年の東日本大震災の時でした。私たちの住む地域は津波や家屋の倒壊などの大きな被害こそなかったものの、3月11日に襲ってきた強い揺れ、連日連夜の余震、テレビから流れる凄惨な映像、原発事故による放射能の恐怖。小さい子どもを抱えてどうしたらいいのか、その不安に眠れない夜が続きました。
しかし、眠れない日の中でも両脇に子どもの暖かい温もりを感じながら授乳をしているうちに、私も安心感を得、だんだんとではありますが、眠れる夜を取り戻していきました。そして、それは2人の娘も同じだったようです。3月半ばは、不安からなのか夜中に起きる回数も多かったのですが、次第に夜を通して寝るようになり、朝まで3人でぐっすり…という日も多くなりました。
2歳過ぎてからの母乳育児、まだ世間にそのメリットが広まってはいないようですが、育児が大変な時にこそ長く授乳していてよかったと、私は感じています。
何かいやなことがあったときには普段より早くおっぱいを求めてくる5歳の長女に「おっぱいって、どんななの?」と聞きました。「甘くて、あったかくて、飲むと元気!(←ガッツポーズ)になる」という答えが笑顔で返ってきました。(2011年)
Last modified: 2020年12月22日
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