母乳で育てたいお母さんを支援するラ・レーチェ・リーグは、すべてボランティアの 母親の手で運営し、母乳育児の集いを開いたり、電話による相談を受けたりしています。

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ニュース・リリース

新型インフルエンザ(A/H1N1)から赤ちゃんを守るために、
母乳育児を続けましょう

〜 2010年1月改訂 ラ・レーチェ・リーグ日本発 〜

 新型インフルエンザ(A/H1N1)については、よくわかっていないことが多いため、「赤ちゃんが感染すると重症化しやすいのではないか」という心配を多くの人が抱えています。母乳にはたくさんの感染防御因子(赤ちゃんを感染から守る細胞や免疫物質)が含まれますので、重症化を防ぐために母乳を飲ませ続けることはとても大切です。2009年12月、厚生労働省の「第一四半期の新型インフルエンザ対策実施を踏まえた情報提供のあり方に関する研究」研究班 は、お母さんが新型インフルエンザに感染したときに、赤ちゃんへの感染をできるだけ防ぎながら、母乳を与える方法として、以下の情報と提案を発信しています(要旨のみ。全文は後述のウェブサイト参照)。

*母乳を介して赤ちゃんにウイルスが感染することはない。

*お母さんが感染したときは、次の3つの条件をクリアしてから授乳することがすすめられている。

  1. 抗インフルエンザ薬を2日間以上服用している。
  2. 平熱になっている。 
  3. せきや鼻水がほとんどない。

*お母さんの手や服などについたウイルスが接触感染したり、せきやくしゃみから飛沫感染したりすることは十分に考えられるため、やむを得ず直接授乳する場合は、服を着替えたりマスクを着用するなどして、感染に注意する。

*一時的に直接授乳できないときは、
  ・症状のない家族などに頼んで、しぼった母乳を飲ませてもらうことが可能である。
  ・分泌の維持と乳腺炎などの予防のためにも、できるだけ母乳をしぼり続けたほうがいい。

 米国疾病対策予防センター(CDC)は、お母さんが新型インフルエンザにかかった場合、感染を防ぐため、できれば赤ちゃんの直接の世話を症状のない人に頼み、母乳をしぼって赤ちゃんに飲ませてもらうことをすすめています。その一方で、世界保健機関(WHO)や英国をはじめとするほかの国では、赤ちゃんとお母さんを離さずに、手洗いやマスクの着用などの感染予防策をとりながら直接母乳を飲ませ続ける方針を推奨しています。また、ラ・レーチェ・リーグの医学諮問委員でアメリカの小児科医ルース・ローレンスらもアメリカ小児科学会のニュースで、母子分離が、母乳育児や母と子のきずなに与えるリスクを警告しています。
 直接授乳をするにしても、しぼった母乳を飲ませるにしても、生後約半年間は母乳だけで育て、その後は補完食(いわゆる離乳食)を続けながら母乳を飲ませ続けることが最良な選択であることに変わりはありません。一人ひとりの状況に応じて工夫をしながら、母乳育児を続けて赤ちゃんの健康を守りましょう。
 また、赤ちゃんが新型インフルエンザにかかった場合も、適切な医療を受けつつ母乳を飲ませ続けることが何よりの治療となります。

■厚生労働省研究班 「新型インフルエンザ対策(A/H1N1)妊娠中の人や授乳中の人へ」の全文は
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/pdf/ninpu_1217_2.pdf  

■CDCの母親向けガイドラインの原文   http://www.cdc.gov/h1n1flu/infantfeeding.htm

■「母乳育児中の新型インフルエンザについてのQ&A」は、NPO法人日本ラクテーション・コンサルタント協会(JALC)のオフィシャルサイト内  http://www.jalc-net.jp/FAQ_ans/newinflu.html

■『母乳のしぼり方 (手を使って) マーメットさんの「手による搾乳法」』ラ・レーチェ・リーグレーチェ・リーグ日本(販売資料(『だれでもできる母乳育児』メディカ出版 にも収容)http://www.llljapan.org/book/lllbook.html

 ラ・レーチェ・リーグは国際的に認められた母乳育児支援団体で、世界中の約70ヵ国で活動中です。ラ・レーチェ・リーグ日本はその支部として国内約50ヵ所で集いを開き、母乳育児や子育てについて語り合っています。また、電話やメールなどによる無料の母乳育児相談もあります。こうしたラ・レーチェ・リーグの活動を通して、お母さんは母乳育児に関する疑問の解決策を見つけられるだけでなく、ほかのお母さんやリーダーからのサポートも得ることができます。

■母乳育児に関する情報が必要なとき、あるいはお近くのラ・レーチェ・リーグの集いについて知りたい場合は、  私たちのオフィシャルサイトヘ。

■集いには、女性ならだれでも参加できます。妊娠中の女性、小さな赤ちゃんが参加しますので、本人もしくは  家族に感染の疑いがあるときは、感染拡大の防止のため、参加をご遠慮くださいますようお願いいたします。

ラ・レーチェ・リーグ日本オフィシャルサイト   http://www.llljapan.org/
携帯サイト                     http://www.llljapan.org/i/

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「新型インフルエンザから赤ちゃんを守るために、母乳育児を続けましょう2010年1月改訂.pdf」 (PDFファイル)
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Last modified by RS: 2010年3月1日 14:29